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ヤマメは、サクラマスの稚魚?

ヤマメはサクラマスの稚魚で、北海道から九州の川の上流の冷水域に生息します。
成長すると海に下る「降海型」のサクラマスと、河川にとどまる「陸封型」がいますが、この陸封型のサクラマスがヤマメです。北の地方で海に下りたサクラマスが
大型のマスになるのです。北海道や東北地方ではヤマメは「ヤマベ」と呼ばれています。大きさは20センチほどにしかなりませんが、ダム湖などに下り再び遡上してくるものには40センチに達するヤマメもいます。ヤマメ釣は、秋期に河川領域で1腹200粒ほどの産卵をするため、漁協や県など自治体が管理する河川ではヤマメ釣は10月以降が禁漁期間になっています。現在一般に見られるヤマメは、ほとんどが養殖繁殖魚を放流したものです。それぞれの地域に本来生息していたヤマメとの混血ということになります。日本広しといえど純粋なヤマベが生息して残っている河川はかなり少ないと考えられます。

ヤマメ釣の名人になるには?

ヤマメ釣はイワナ、ニジマス釣などと比べると数段難しい。なぜならヤマメは貧食な反面、非常に警戒心が強く、釣る際にはヤマメに気配を悟られないようにしなければなりません。えさの流し方にも注意が必要で、ヤマメに気づかれないように上流から自然な感じでえさを流せば一発で食いついてきますが、ちょっとでも不自然さがでるとたちまちに見破られてしまいます。下流から上流にポイントを攻め込んでヤマメのいる少し前にえさを投げ、自然に流してやることが肝要です。アタリは目印の変化となって表れます。アワセが遅れるとヤマメにえさだけもって行かれることになりますので、目印が不自然な感じが出たら、即アワセることです。ポイントは、水の流れが変化するところで、だいたい秒速30センチぐらいの水の流れの速さの付近がベストです。ヤマメ釣の場合は、とにかく水の流れをしっかり読んで、えさを自然に流す・・・これにつきます。

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ヤマメ釣の注意点は?

ヤマメ釣は河川での場合は渓流釣です。さおは振り疲れのないように軽めのものにしてください。えさを使った釣法は、目印をつけたミャク釣です。糸も非常に細かいものにしましょう。えさはカワムシが最高ですが、春先の水棲昆虫が少ない時期には、イクラがいいです。また増水時などにはミミズもいいです。通常はできるだけカワゲラ、カゲロウなど河川に生息している水棲昆虫を使うようにしましょう。ヤマメ釣の醍醐味は、アタリが変化に飛んでいて読めない、またヤマメは俊敏な上、カンが鋭くなかなか思うツボにははまってくれません。目印の動きを見てすばやくアワセせる・・・この駆け引きのむずかしさから川釣の中でもヤマメ釣は非常に難易度という面では評価の高い釣です。それだけに尺上・・・つまり30センチ以上のヤマメは渓流釣師たちの永遠の憧れといわれて、根強い人気があります。また地域によってはいのししや熊に遭遇ということもあります。糞や足跡には要注意です。

Copyright © 2008 ヤマメ釣は難易度の高い釣です。